- 空調設備のうちで最も水の使用量が多い系は開放循環冷却水系(以下「冷却水系」と呼ぶ)である。従って、ここでの水の節約は省資源に大きく貢献する。
冷却水系では、冷凍機で温度が上昇した冷却水を冷却塔で空気と直接接触させて蒸発潜熱を放出させることにより再冷却、循環使用する。
このように冷却水はその一部が冷却塔で蒸発するため濃縮され、循環水中の溶存塩類濃度は補給水に比べて高くなる。循環水中の溶存塩類濃度と補給水のそれぞれとの比を濃縮倍数という。
図−1は循環水量100m3/h の冷凍機(およそ100冷凍トンの吸収冷凍機に相当)を30日間フル稼働したときの各濃縮倍数に対する1ヶ月間の補給水経費を示す。
例えば水道代が400円/m3のところでは濃縮倍数を2倍から6倍に上げることにより、月間約23万円の水道代が節約できる。
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